「自衛隊音楽まつりに行ってきました!」〜抽選や雰囲気、見どころを紹介〜

海上自衛官と結婚するという事

今回は、年に一度開催される「自衛隊音楽まつり」についてご紹介します。去年、家族5人で参加できたこのイベント、予想以上に盛り上がっていてとても印象に残っています。

この記事では、音楽まつりの概要から、抽選方法、当日の雰囲気や見どころまで、初めて行く方にも分かりやすくご紹介します。


自衛隊音楽まつりとは

自衛隊音楽まつりは、防衛省・自衛隊が主催する音楽イベントで、陸・海・空の音楽隊が一堂に会して演奏を披露します。毎年11月頃、東京の「日本武道館」で開催され、数日間にわたって行われます。観覧は無料ですが、事前に抽選による応募が必要です。

会場・アクセス

場所:日本武道館(東京都千代田区北の丸公園)
最寄り駅:九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線)

演目

  • ドリル演奏(行進中の演奏や隊形変化)
  • 各自衛隊音楽隊による演奏(行進曲、映画やドラマのテーマ曲など話題曲も含む)
  • 世界各国の軍楽隊によるゲスト演奏
  • 200名規模の自衛太鼓によるパフォーマンス
  • 防衛大学儀仗隊による国旗入退場
  • 観客全員で歌斉唱やフィナーレでの合唱

特に、ドラムに合わせた動きの斉一さや隊形の緻密さがよく、音楽だけでなく視覚的にも楽しめるイベントです!

自衛隊音楽まつりで最も人気のあるパフォーマンス

自衛隊音楽まつりで特に人気が高いパフォーマンスは、以下の3つが代表的です。

1. 自衛太鼓の演奏

  • 総勢200名を超える代表による和太鼓の演奏は、圧倒的な迫力と一体感で観客を魅了します。自衛太鼓は音楽フェスティバルの名物であり、「この演奏だけを聴いても十分に満足できる」と評価されるほど高い人気を誇ります。

2. 陸・海・空自衛隊音楽隊による合同演奏やフィナーレ

  • 陸・海・空の各音楽隊が合同で演奏するシーンや、出演者全員による大合唱・合同演奏も大きな意見です。 特に「花は咲く」や「道」など感動的な楽曲の合同演奏は、涙を誘う名シーンとして多くの観客に強い印象を残しています。

3. 防衛大学儀仗隊のファンシードリル

  • 防衛大学儀仗隊によるドリル(儀仗隊のパフォーマンス)は、正確無比な動きと華やかな演出で毎年高い評価を受けています。

このほか、著名な自衛隊歌姫(三宅由佳莉さんなど)による歌唱や、海外軍楽隊とのコラボ、人気アニメやドラマの楽曲演奏も話題となりますが、特に自衛太鼓と合同演奏・フィナーレは「音楽まつり」の象徴的な人気演目です

実は人気!抽選にご注意

この音楽まつり、実はとても人気があり、応募しても落選することもあります。私も過去に何度か落選したことがあるのですが、昨年は当選し自由席で参加することができました。

応募は防衛省のウェブサイトや広報誌などから行います。だいたい9月〜10月頃に募集が始まることが多いので、行ってみたい方は早めに情報をチェックしておくのがポイントです。

年齢層は幅広い!

当日は小さなお子さん連れの家族から、ご高齢の方まで、本当に幅広い年齢層の方が来場していました。自衛隊関係者やそのご家族だけでなく、音楽ファンや観光客の方々も多く、誰でも楽しめる雰囲気です。

海外の軍楽隊も参加!

毎年、アメリカ、韓国、タイなど、友好関係のある国々の軍楽隊も招待され、演奏を披露してくれます。各国の制服や演奏スタイルの違いも楽しめて、まさに「世界の音楽フェス」といった感じです。

演奏曲のバリエーションが豊か

演奏されるのは、伝統的な行進曲や軍歌だけではありません。J-POP、アニメソング、クラシック、映画音楽など、誰でも耳にしたことがあるような親しみやすい楽曲が多く演奏されます。

じっくり聴き入る曲もあれば、思わず体が動いてしまうような曲もたくさんあります。特に「軍艦マーチ」が流れたときは、会場全体が手拍子を始めて一体感が生まれるのが面白いところ。コンサートとはまた違った、自衛隊音楽まつりならではの雰囲気です。

令和6年度の音楽祭りのテーマと内容は?

令和6年度(2024年)に開催された「自衛隊音楽まつり」のテーマは、「音 ― そこにある共鳴」でした。このテーマのもと、陸・海・空の自衛隊音楽隊をはじめ、国内外のゲストバンドが一堂に会し、多彩な演奏とパフォーマンスを披露しました


開催概要

  • 日程:2024年11月14日(木)リハーサル公演、15日(金)・16日(土)本公演
  • 会場:日本武道館(東京都千代田区)
  • 出演部隊
    • 陸上自衛隊 中央音楽隊、東北方面音楽隊
    • 海上自衛隊 東京音楽隊
    • 航空自衛隊 航空中央音楽隊
    • 陸上自衛隊 第302保安警務中隊
    • 自衛太鼓
    • 防衛大学校 儀仗隊
  • ゲストバンド
    • 米海兵隊 第3海兵機動展開部隊音楽隊
    • ヨルダン軍 軍楽隊

プログラム構成

演目は「共鳴」をテーマに5つの章で構成され、それぞれに特色ある演奏が行われました。

  1. 序章:共鳴の誕生
    • 「サークル・オブ・ライフ」などの演奏で幕開け
    • 国旗入場や特別ゲストの紹介
  2. 第一章:共鳴への期待
    • 陸自東北方面音楽隊による「ウォータートラベラー」
    • 空自航空中央音楽隊による「ガンダムユニコーン」など
    • ヨルダン軍軍楽隊による民族音楽の演奏
    • 海自東京音楽隊による「アラビアンナイト」など
  3. 第二章:共鳴の持つチカラ
    • 防衛大学校儀仗隊のファンシードリル
    • 米海兵隊音楽隊による「ロッキー」テーマなど
    • 陸自中央音楽隊と第302保安警務中隊による「GODZILLA」
    • 観客のリクエストによる「ライラック」「マツケンサンバⅡ」「アイドル」など
    • 合同演奏による「ボレロ」
  4. 第三章:魂の共鳴
    • 陸海空音楽隊による「糸」の合唱
    • 自衛太鼓による迫力ある演奏
  5. 最終章:希望と勇気の共鳴
    • 全出演部隊による「栄光の架橋」「ケセラセラ」「サークル・オブ・ライフ」の合同演奏

特徴的な演出

  • リクエスト曲の導入:観客からのリクエストを反映した演奏が行われ、より一体感のあるステージが展開されました。
  • 国際的な共演:ヨルダン軍軍楽隊が初参加し、日本とヨルダンの外交関係樹立70周年を記念する演奏が披露されました。
  • 多彩なジャンルの楽曲:クラシック、映画音楽、アニメソング、J-POPなど、幅広いジャンルの曲が演奏され、老若男女問わず楽しめる内容となっていました。

【まとめ】行く価値アリ!家族で楽しめるイベント

自衛隊音楽まつりは、無料で楽しめるにもかかわらず、とてもクオリティが高く、家族でのお出かけにもぴったりのイベントです。毎年開催時期が近づくと応募が始まるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

次回の開催も楽しみにしています!