官舎に住むと住居費を抑えることができるというのが最大のメリット!ですが、周りの奥様方とうまくいくのか心配で入居を迷っている人や、すでにできあがっている官舎のコミュニティに溶け込めるか心配になっている人もいるかも。
実際入居してみると、意外とこんなもんかと受け入れられることもあれば、ここはちょっと・・・という独特のルールがあったりします。なぜなら、官舎に入居するということは、ほぼ自衛隊内と同様の縦社会だから。
この記事では、そんな各地の官舎を転々をした経験から学んできた交流のポイントを紹介します。この記事を読んで、不安が少しでも軽くなるといいですね!
「えっ、そんなことで気まずくなるの⁉」~官舎内の人間関係・交流に関する悩み~
初めて官舎に入居する際は、不安や心配事がたくさんあるでしょう。何度引っ越しを繰り返しても、その気持ちは変わらないものです。でも、誰もが同じ思いを抱えながら人間関係を築いていると考えると、少し気が楽になるかもしれませんね。
ご近所付き合いがうまくできるか不安
人間関係の悩みというのはつきませんよね。何度転居を繰り返しても、毎回新しい官舎に入居する度に緊張感があります。まず、ご近所付き合いに関しては、挨拶と当番に参加するなど基本的なことをやっておけば問題ありません。
この当番というのが嫌だという人もいるかもしれません。八戸官舎に入居した時には月1回階段掃除というものがあり、各階段で決められた日に上から下まで掃き掃除を行い、掃除後にみなさんでランチ会というのをやったりしていました。
私は知り合いがいない中、皆さんとお話しできる機会が強制的に設けられていてありがたかったです。こういうお付き合いが苦手という人は月1回の階段掃除が苦痛になってくるかもしれませんね。
すでにできあがっているコミュニティに溶け込めるか心配
官舎にも種類があり、転勤が少ない海曹さんご家族が多い官舎と2年ごとに転勤を繰り返す幹部さんご家族が多い官舎の2種類があります。
幹部官舎では入れ替わりが定期的に行われるので、「主」(ぬし)と呼ばれる人もほとんどいないのですが、海曹官舎ではほとんど入れ替わりがない為こちらの官舎に入居した時にはなかなかコミュニティに溶け込めず大変でした。
クセ強めの方もいます!そんな時、上手くいくコツは基本的な挨拶などはしても、深入りするな!に限ります。無理に話そうとしてもスルーされて自分が傷つくだけ。うまく距離をとってお付き合いしていきましょう。
転勤が多く、長く住めないので深い関係を築きにくいのでは
確かに転勤が多いことで、関係が希薄になりがちかもしれません。ですが、逆にそのくらいの距離感のほうが、お互いに干渉しすぎず、ちょうどよい関係を築けるとも言えます。
一方で、官舎ならではの出会いもあります。私自身、官舎で仲良くなった人と家族ぐるみでキャンプに行くなど、楽しい思い出をたくさん作ることができました。
結局のところ、そのとき出会う人次第で、良い関係が築けるかどうかが決まると言えるでしょう。
トラブル(騒音・ママ友関係・価値観の違い)が起こらないか心配
官舎とはいえ、集合住宅にはトラブルがつきものです。騒音、ママ友関係、価値観の違いなど、どこに行っても似たようなことが起こります。
例えば、夜中まで響く夫婦喧嘩の声や、子どもが走り回る足音に悩まされることもあるでしょう。また、ママ友関係では「この人とは合わないかも…」と思うこともあるかもしれません。
「あと2年で転勤だから」と考えると、気が楽になりますし、騒音トラブルも割り切って乗り越えやすくなることがあります。結局、短期間だからこそお互いにほどよい距離感を保てる場合も多いです。
まとめ:官舎生活の特性をつかんで快適な生活を
官舎での生活は、基本的なマナーや距離感を保つことで、良好な人間関係を築きやすくなります。最初のうちは不安や心配が多いかもしれませんが、転勤の特性をうまく活かし、無理なく過ごすことが大切です。お互いに適度な距離を保ちつつ、楽しい交流の機会を見つけることで、充実した官舎生活を送ることができるでしょう。
住環境と家族の適応問題~生活環境に関する悩み~
住環境の問題は、体調だけでなくメンタルにも影響を及ぼします。快適な生活を送るためには、どのような思考で受け入れるべきかが重要です。大変さがある一方で、プラスの面も存在します。
官舎の住環境が自分に合うか(部屋の広さ、設備、古さなど)
官舎の広さは場所によって異なりますが、大抵は3LDKの間取りが基本です。ただし、設備に関しては最新とは程遠く、点火式風呂釜や冷たい便座など、昔ながらの仕様が多く見られます。壁は直接ペンキが塗られているだけで断熱材が入っておらず、冬場は結露で湿ってしまうこともありました。
そのため、きれいで最新の設備が整った住宅に住みたいと考える人にとっては、官舎という選択肢はあまり魅力的ではないかもしれません。
しかし、設備面でのデメリットがある一方で、官舎には基地からの近さ・収納の多さ・金銭的負担の少なさという大きなメリットがあります。我が家では、その利便性を重視し、官舎を選び続けてきました。
何を優先するかによって官舎の向き不向きは変わりますが、コスト面や立地を重視する家庭にとっては、十分に魅力的な選択肢といえるでしょう。
家族や子どもが新しい環境になじめるか心配
我が家の子どもは転校・転園を何度も経験しましたが、いじめの心配もなく、登校拒否などの問題も起こらず、転校生活を楽しんでいました。子どもの環境適応能力は本当にすごいと思います。
例えば、山口県に引っ越したときは、転校初日に同じクラスの子から「一緒に遊ぼう!」と声をかけてもらい、すぐに友達になりました。その数日後には「友達と一緒に宿題するから!」と友達を家に招くほど馴染んでいました。別の地域では、自己紹介で好きなアニメの話をしたら、同じ趣味の子と意気投合し、すぐに仲良くなったこともあります。
また、2年ごとの転校を繰り返したことで、友達にこだわらず、一人の時間も楽しめる性格になりました。友達と遊ぶのも好きですが、一人で本を読んだり絵を描いたりするのも苦にならないようです。
官舎には同じような転勤族のご家族が多く、親同士も助け合いながら暮らしています。新しい環境でもすぐに打ち解けられることが多いので、きっと大丈夫ですよ。心配しすぎなくてもいいと思います。
転勤が多いため、引っ越しのたびに慣れるのが大変
確かに、生活環境の変化は大きなストレスを引き起こします。若い頃は勢いで乗り越えられても、年齢を重ねるごとに新しいことを受け入れるのが億劫になり、適応するのが難しくなってくるように感じます。
しかし、その一方で新しい環境は旅行気分で楽しめる良さもあります。住んでみないと分からない各地域の魅力は、期間限定の生活だからこそ味わえるものです。例えば、青森では雪かきの大変さを実感しつつも、雪景色の美しさを楽しみました。千葉では、ディズニーランドに気軽に日帰りで行く贅沢を満喫。山口では釣りに夢中になり、新鮮な魚を味わう楽しみもありました。
「大変だ」と思っていると、家族もつられてマイナス思考になりがちです。だからこそ、自分から楽しみを見つけることが大切です!新しい土地の魅力を発見しながら前向きに過ごすことで、転勤生活もより充実したものになりますよ。
まとめ:転勤生活を前向きに!
転勤の多い生活には住まいの課題や変化への適応という課題があります。しかし、それと同時に新しい土地の魅力を発見し、家族で貴重な経験を積めるチャンスでもあります。何を優先するかによって、官舎の向き不向きは変わりますが、コストや利便性を重視するならば、十分に魅力的な選択肢です。子どもの適応力を信じ、新しい環境の楽しみを見つけながら、転勤生活をポジティブに過ごしていきましょう!
友達作りや環境の変化への対応~子どもに関する悩み~
転勤が多い家庭では、子どもが新しい環境に馴染めるかどうかが大きな心配事です。特に、官舎での友達作りや生活音の問題、学校・幼稚園の変化によるストレス、さらには他の家庭の子どもとのトラブルなど、親として気になる点は多くあります。
官舎内での友達作り
官舎には同じような境遇の家族が多く、転勤族の子ども同士がすぐに仲良くなれる環境があります。新しい場所でも「どこから来たの?」と自然に会話が始まり、あっという間に遊び仲間ができることも。ただ、子どもによっては最初に馴染むまで時間がかかる場合もあるため、親が「まずは挨拶から」「一緒に公園に行ってみる」など、軽くサポートしてあげると安心です。
生活音(泣き声・騒ぎ声)の問題
集合住宅である官舎では、子どもの泣き声や遊び声が周囲に響くこともあります。特に、壁が薄い物件では、思った以上に音が伝わることも。とはいえ、官舎には子育て世帯が多いため、お互いに理解し合える環境でもあります。
「お互いさま」の気持ちを持ちつつ、夜間は静かにする、室内ではマットを敷くなど、配慮をしながら過ごすのがポイントです。我が家の音対策は、子どもが小さいうちは1階を希望するということでトラブル防止していました。
学校や幼稚園の環境変化によるストレス
転校や転園は子どもにとって大きな変化です。新しい学校の雰囲気や先生の指導スタイル、クラスの友達の関係性など、慣れるまでにストレスを感じることもあります。親が「最初は緊張するのは当たり前」「新しいことにチャレンジする機会だよ」と前向きな声かけをし、子どもの話をよく聞くことが大切です。
先生とも積極的にコミュニケーションをとり、学校生活の様子を把握することで、安心感を与えることができます。学校によってはPTA活動が盛んなところもあります。自分も初めての環境でPTA活動は憂鬱ですが、学校に顔を出す機会を自分から作ることで、子どもの様子を見ることができるのがメリットです。
他の家庭の子どもとのトラブル
官舎内では、異なる家庭の子どもたちが一緒に遊ぶことが多いため、遊び方やルールの違いによるトラブルが発生することもあります。例えば、「おもちゃの貸し借り」「遊ぶ時間のルール」「ゲームのやり方」など、小さなすれ違いがきっかけでケンカになることも。
親同士も適度にコミュニケーションを取り、「こういうルールで遊ばせよう」と共通認識を持つとトラブルを防ぎやすくなります。また、子どもにも「違うルールの子がいるかもしれないけど、お互いに話し合って決めることが大事だよ」と伝え、柔軟に対応できる力を育てていくのも大切です。
子供のトラブルから親のギクシャクにもつながってしまう事もあります。転勤してもうわさはあっという間に広がりますのでその点はご注意!
まとめ:官舎での子育ては工夫次第で快適に
官舎での生活には、子どもが友達を作れるか、生活音の問題、学校の変化によるストレス、他の子どもとのトラブルといった心配ごとがあります。しかし、官舎ならではの「同じ境遇の家族が多い」「すぐに遊び仲間が見つかる」といった利点もあります。親が適度にサポートしながら、子ども自身が新しい環境に適応する力を育てていくことで、官舎での生活も楽しく充実したものになるでしょう。
気をつけるべきポイントとは?~ルールや習慣に関する悩み~
官舎には、一般の賃貸住宅や分譲マンションとは異なる、特有のルールや暗黙のマナーが存在します。初めて官舎で暮らす人にとっては、「上下関係は厳しい?」「共有スペースのルールが細かい?」と不安に思うかもしれません。ここでは、官舎での生活で気をつけるべきポイントをまとめました。
官舎特有のルールや暗黙のマナー
官舎には、多くの家庭が同じ環境で生活するための独自のルールや慣習があります。例えば、「○○さんの家には○時以降に訪問しない」「階段や廊下で大きな声を出さない」といった、地域や住んでいる人たちの間で自然にできたマナーも。
また、「○○の掃除は持ち回り」など、暗黙の了解で役割が決まっていることもあります。最初は戸惑うこともありますが、周囲の人の様子を見ながら徐々に慣れていけば大丈夫です。困ったときは、長く住んでいる人に聞くのが一番です。
上下関係や先輩・後輩の関係に気を遣うべき?
官舎には先に住んでいる人=先輩、後から入る人=後輩という感覚が残っているところもあります。特に、同じ職場に所属する家族が多いため、自然と「○○さんのご主人は先輩だから…」といった意識が生まれることも。
ただ、これも場所や人によって異なり、あまり気にしなくていいケースもあります。最初は「よろしくお願いします」と挨拶をし、丁寧な対応を心がければ、過度に気を遣う必要はありません。官舎の雰囲気を見ながら、適度な距離感を持って付き合うのがポイントです。
共有スペースのルールは厳しい?
官舎では、ゴミ出しや駐車場の利用など、共有スペースに関するルールが細かく決められていることが多いです。
これらのルールは「お互いに気持ちよく暮らすため」にあるものなので、最初は戸惑っても、慣れれば問題なく生活できます。
まとめ:官舎のルールは慣れれば快適に!
官舎には独自のルールやマナーがありますが、あくまでも共同生活をスムーズにするためのものです。上下関係を気にしすぎる必要はなく、共有スペースのルールも、最初に確認して守れば問題ありません。最初は分からないことがあっても、周囲に相談しながら少しずつ慣れていけば、官舎での生活も快適に過ごせるはずです。