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水に入れた瞬間、ぱちぱちという音がした。
炭酸水でもないのに、なぜ?
その正体は、南極の氷の中に閉じ込められていた数万年前の空気が抜け出す音。
海自家族のつながりで、砕氷艦しらせの乗組員から南極の氷を直送していただきました。
大きな塊で届いた氷を砕いて飲み物に入れると、毎回あの不思議な音がします。
- 南極の氷が「ぱちぱち音」を出す理由
- しらせ(砕氷艦)が南極へ行く意味と役割
- 日本科学未来館「大南極展2026」の見どころ・料金・アクセス
- 実物の南極の氷に触れたい方への情報
南極の氷は「音が出る氷」だった

水に南極の氷を入れると、ぱちぱちと音がします。
これは南極特有の現象で、氷の中に閉じ込められた太古の空気が溶け出してくる音です。
通常の氷は家庭用冷凍庫で急速に凍らせるため、空気をほとんど含みません。
南極の氷は長い年月をかけて雪が積み重なり、強い圧力で圧縮されてできています。
その過程で空気が高圧で閉じ込められるため、水に入れると一気に放出されてぱちぱちとした音が鳴るのです。
南極の氷が自宅に届いた日

海自家族のつながりで、砕氷艦しらせの関係者の方から南極の氷を直送していただきました。
箱を開けたとき、予想以上の大きさに驚きました。
大きな塊がそのまま届いていて、家庭の冷凍庫には入らないほどのサイズです。


冷凍庫に入れながら「これ、南極から来たんだよな」と何度も確認してしまいました。
水に入れた瞬間の「ぱちぱち音」体験
実際のぱちぱち音は、こちらの動画で聞けます(🔊音声オンでどうぞ)。
氷を砕いてグラスに入れ、水を注いだ瞬間のことは今でも覚えています。
炭酸水でもないのに、ぱちぱちという音が鳴り続けたのです。
最初は何が起きているのか理解できませんでした。
後から調べると、氷の中に閉じ込められた気泡が溶け出す音だとわかりました。
古い南極の氷ほど気泡が多く含まれていて、音も大きくなるそうです。

この音を聞いたとき、「数万年前の空気が今出てきている」という事実に鳥肌が立ちました。
今も冷凍庫で保管しています
届いた氷は大量で、今も冷凍庫に保管しています。
砕いてウイスキーや水に入れると毎回あのぱちぱち音がして、何度聞いても飽きません。
保管のコツは「密閉袋に入れて冷凍庫の奥にしまう」ことです。
手前に置くと開閉のたびに温度変化が起きて溶けやすくなるので注意です。
南極の氷が「ぱちぱち」する科学的な理由

南極の氷がぱちぱち音を出すのには、はっきりした理由があります。
南極では毎年雪が降り積もります。
その重みで下の雪が圧縮され、数万年〜数十万年かけて氷になっていきます。
このとき、雪の結晶の間にあった空気が高い圧力で閉じ込められます。
閉じ込められているのは何万年前の空気か
南極の氷は深さによって年代が違います。
表面に近いほど新しく、深いほど古い氷です。
研究用に採取されるアイスコアでは、深さによって数十万年前の空気を分析できます。
氷の中の気泡には、当時の大気の組成がそのまま残っています。
二酸化炭素や窒素、酸素の濃度を調べることで、過去の地球環境がわかるのです。
普通の氷と何が違うのか
家庭の冷凍庫で作る氷は、空気をほとんど含みません。
水を急速に凍らせるため、気泡が入る余地がないのです。
南極の氷は逆に、長い時間をかけてゆっくり圧縮されるため、大量の気泡が閉じ込められます。
この違いが、あのぱちぱち音の正体です。

飲み物に入れるたびに「今のぱちぱちは数万年前の空気」と思うと、なんとも不思議な気分になります。
しらせって何?海上自衛隊の砕氷艦の役割

しらせは海上自衛隊が運用する砕氷艦です。
正式名称は「砕氷艦しらせ(AGB-5003)」で、南極地域観測隊を輸送・支援することが主な任務です。
しらせの主な任務
- 南極地域観測隊の輸送:研究者・観測隊員を昭和基地まで届ける
- 昭和基地への物資・燃料補給:1年分の物資を運ぶ
- 海洋観測・気象観測などの調査支援:航行中にも科学データを収集
- 砕氷:厚さ1.5m以上の氷を砕きながら進む能力を持つ
しらせの乗組員は海上自衛官
しらせを動かしているのは海上自衛官たちです。
南極という極限環境での任務は特殊なものが多く、乗組員には高い専門性が求められます。
毎年秋から翌年春にかけて南極へ向かい、数ヶ月にわたる長期航海が続きます。
家族と長く離れながら任務をまっとうしている乗組員たちがいることは、海自家族として誇りに思います。

しらせの航海は長く、乗組員の家族も大変だと聞きます。
そんな任務の途中で採取された氷が自宅に届いたと思うと、感謝とともに感慨深いものがあります。
日本科学未来館「大南極展2026」ガイド
大南極展の見どころ・チケット・アクセスは完全ガイド記事に詳しくまとめています。

南極に行ったことがなくても、実物の南極の氷に触れられる展示が2026年7月から始まります。
南極観測70周年を記念した特別展で、体験型の展示が充実しています。
大南極展の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示名 | 特別展「大南極展」南極観測70周年 |
| 期間 | 2026年7月1日(水)〜9月27日(日) |
| 場所 | 日本科学未来館 1階(東京都江東区青海2-3-6) |
| 入場料(大人) | 2,000円(前売1,800円) |
| 入場料(18歳以下) | 1,300円(前売1,100円) |
| 入場料(未就学児3歳以上) | 900円(前売700円) |
| 2歳以下 | 無料 |
見どころ
南極の体験型展示が充実しています。
- 実物の南極の氷・アイスコアに触れられる(あのぱちぱち音を自分の耳で聞ける)
- 隕石の展示(南極では多くの隕石が発見されている)
- ブリザードを体験できるコーナー
- 南極観測隊のミッションを疑似体験できる展示
南極の氷のぱちぱち音を自分の耳で体験してほしいと思います。
言葉で説明できない不思議な感覚があります。
チケットはアソビュー!で前売り購入がお得
前売りチケットはアソビュー!で販売されています。
当日券より200円お得になるので、事前購入をおすすめします。
東京観光とあわせて行くなら
日本科学未来館はお台場にあります。
夏休みシーズンの開催なので、家族旅行や帰省とあわせて東京観光に組み込むのがおすすめです。
まとめ:海自家族だからこそ味わえた南極のリアル

南極の氷がぱちぱち音を出すのは、数万年前の空気が閉じ込められているからです。
その音を自宅のグラスで聞けたのは、海自家族のつながりがあってこそでした。
海自家族として暮らしてきて、こういう「自衛官の家族にしか経験できないこと」が積み重なっています。
しらせが南極へ行き、乗組員が任務をまっとうし、その一部が自宅の冷凍庫に届く。
不思議なつながりに、あらためて感謝しています。
- 南極の氷がぱちぱちするのは太古の空気が放出されるから
- しらせは海上自衛官が運用する砕氷艦で、南極観測を支えている
- 大南極展2026は7月1日〜9月27日、日本科学未来館で開催
- 実物の南極の氷・アイスコアに触れられる体験展示あり
- 前売りチケットはアソビュー!で購入がお得
海自ご家族の転勤・単身赴任の実態については海上自衛官の単身赴任生活の実態|住まい・食事・家族との向き合い方を解説もあわせてご覧ください。

