子供が自衛官候補生になった日から、我が家の会話は私にとっての外国語講座
夫と子供が当たり前のように飛ばしてくる「営内」「課業」「PX」
うなずきながら、心の中では完全に置いてけぼり。
そんな経験、ありませんか?
「今さら意味なんて聞けない…」と笑ってごまかしてきた家族の方も多いはずです。
でも、大丈夫!
この記事では、自衛官の家族が会話でつまずきやすい用語を、クスッと笑える”あるある”つきでやさしく解説します。
読み終わるころには、夫や子供の会話に「それ知ってる!」と入っていけるようになるはず。
- 家族が置いてけぼりになる自衛隊用語の正体
- まず覚えたい基本用語(階級・生活編)
- 海上自衛隊ならではの専門用語
- 知ってると会話が楽しくなる略語・隠語
自衛隊用語が家族にわからない理由

結論から言うと、自衛官が使う用語が家族にわからないのは当然です。
本人たちは毎日使っていますが、家族には教わる機会がまったくないからです。
日常会話に略語と隠語が自然に混ざる
自衛官の世界では、略語と隠語が日常語として根づいています。
本人たちにとっては普通の言葉なので、わざわざ説明してくれません。
我が家でも「明日マルゴーマルマルに集合な」と夫が言い、子供が「了解」と返す。
私だけが「マルゴー…?」と固まっていました。
あとで聞いたら「05時00分」のことだったんです。
家族は教わる機会がないまま置いていかれる
自衛官は教育隊や部隊で用語をたたき込まれます。
ところが家族には、その教育がありません。
つまり、本人だけがどんどん専門用語を覚え、家族は置いてけぼりになる構造なんです。
だからこそ、家族側が少しずつ覚えていくと会話がぐっと楽になります。
まず覚えたい基本の自衛隊用語

最初に押さえたいのは、陸・海・空に共通する基本用語です。
ここを知るだけで、会話の理解度が一気に上がります。
階級・身分に関する用語
子供が「自衛官候補生」になったと聞いても、最初はピンときませんよね。
まずは身分や立場を表す言葉から覚えましょう。
| 用語 | 意味 | 家族あるある |
|---|---|---|
| 自衛官候補生 | 入隊後、最初の教育を受ける期間の身分 | 「候補生」と略され、誰のことか一瞬迷う |
| 曹士(そうし) | 曹と士の総称。現場の中心メンバー | 「ウチの子はまだ士だから」で会話が進む |
| 幹部 | 3尉以上の自衛官。いわゆる管理職 | 「あの人は幹部だから」で空気が変わる |
| 任官(にんかん) | 教育を終えて正式な自衛官になること | 「任官した!」が家族の最初の感動ポイント |
生活・勤務に関する用語
次は、日々の生活や勤務にまつわる言葉です。
ここを知ると、子供が今どんな暮らしをしているか想像できます。
| 用語 | 意味 | 家族あるある |
|---|---|---|
| 営内(えいない) | 基地の中で寝泊まりする生活 | 「営内住まい」と聞いて初めて状況がわかる |
| 営外(えいがい) | 基地の外に住むこと | 「営外許可」が出ると家族はホッとする |
| 課業(かぎょう) | 日中の勤務・訓練の時間 | 「課業中は連絡つかない」で覚える |
| PX(ピーエックス) | 基地内の売店 | 「PXで買っといた」のPXが長年の謎だった |
営内・営外についてもっと詳しく知りたい方は、自衛隊の営内・営外とは?居住の条件と違いを解説もあわせてどうぞ。
海上自衛隊でよく使う専門用語

海上自衛隊には、海ならではの独特な用語があります。
艦艇勤務が始まると、家族はさらに新しい言葉の波にのまれます。
艦艇・航海に関する用語
船での暮らしには、陸とはまったく違う言葉が並びます。
聞き慣れない言葉ほど、覚えると会話が盛り上がること間違いなし!
| 用語 | 意味 | 家族あるある |
|---|---|---|
| 出港(しゅっこう) | 船が港を出ること | 「明日出港」で長期不在が確定する合図 |
| 当直(とうちょく) | 交代で担当する見張り・勤務 | 「今夜は当直」で連絡が途切れる理由がわかる |
| 甲板(かんぱん) | 船の床にあたる広い面 | 「甲板で…」の話はだいたいスケールが大きい |
| 舷(げん) | 船の側面。右舷・左舷で使う | 「右舷側」と言われても陸の家族は方向不明 |
海自ならではの呼び方・隠語
海上自衛隊には、旧海軍から受け継いだ言葉も残っています。
独特の響きが多く、知っているとちょっと得意になれます。
| 用語 | 意味 | 家族あるある |
|---|---|---|
| ヨーソロー | 「そのまま進め」の号令(宜候) | ドラマで聞いて以来ずっと気になっていた言葉 |
| 巡検(じゅんけん) | 就寝前の見回り点検 | 「巡検前に電話する」で生活リズムが読める |
| ドンガメ | 潜水艦、または潜水艦乗りの愛称 | 「ドンガメに行った」で職種がわかる |
| 海軍カレー | 金曜日に食べるカレーの習慣 | 「今日金曜だからカレー」が一番共感できる用語 |
知っておくと会話が楽しくなる略語・隠語

最後は、知っているだけで会話が一気に楽しくなる略語です。
ここまで覚えれば、もう置いてけぼりにはなりません。
時間・場所の略語
自衛隊では、時刻を独特の読み方で表します。
これが家族を最初に混乱させる代表選手。
時刻は4ケタの数字を一つずつ読みます。
「0500」なら「マルゴーマルマル」、「1300」なら「ヒトサンマルマル」。
最初は呪文にしか聞こえませんが、慣れると意外とクセになります。
「0(マル)」「1(ヒト)」「2(フタ)」と覚えるのがコツ。
聞き間違いを防ぐための読み方なので、理にかなっているんです。
自衛官あるあるの言い回し
会話の端々に出てくる、自衛官ならではの言い回しもあります。
意味がわかると、家族同士の会話がもっと楽しくなります。
| 言い回し | 意味 | 家族あるある |
|---|---|---|
| 了解(りょうかい) | わかりました | 家でも「了解」が口ぐせになり家族に伝染する |
| 自分(じぶん) | 「私」の意味の一人称 | 「自分は…」と話し出して家族がクスッとする |
| シャバ | 自衛隊の外の世界 | 「シャバに戻ると…」で休暇の話だと気づく |
用語を知れば家族の会話がもっと楽しくなる

自衛隊用語は、知らないうちは外国語のように感じます。
でも、一つずつ覚えていけば、家族の会話に自然と入っていけます。
大切なのは、完璧に覚えようとしないことです。
「マルゴーマルマル=05時」のように、一つわかるたびに会話が楽しくなります。
子供や夫が使う言葉の意味がわかると、相手の毎日がぐっと身近に感じられます。
今日からひとつずつ覚えて、家族の”通訳いらず”を目指しましょう!
海上自衛官家族の暮らし全体を知りたい方は、海上自衛官家族の生活ガイドもぜひご覧ください。
- 用語がわからないのは家族として当然のこと
- まずは階級・生活の基本用語から覚える
- 海自は艦艇・航海の独特な用語が多い
- 時刻は「マルゴーマルマル」式の読み方を押さえる
- 完璧を目指さず、一つずつ楽しく覚えるのがコツ
