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夫が幹部への道に進むと決めたとき、喜ばしい気持ちの一方、頭に浮かぶのは今後の家族の生活のことではないでしょうか。
転勤はどれくらいの頻度?
子どもの転校は?
自分は仕事を辞めなきゃいけない?
わが家の夫は、部内選抜(B幹)で曹士から幹部になった海上自衛官です。
私はその決断を、子育てをしながら支えてきました。
この記事では、夫が幹部になって家族の生活がどう変わったのか、一番きつかったこと、それでも乗り越えられた理由を、妻の本音で書きます。

これから幹部の家族になる方の、判断材料と心の支えになればうれしいです。
夫の幹部昇任|家族の不安は乗り越えられる

先に結論からお伝えします!
夫が幹部になると、転勤・転校・ワンオペ育児と、家族の負担は確実に増えます。
それでも、わが家は乗り越えられました。

家のことは私に任せて!
仕事に集中して下さい
振り返ってみると、引越しの荷造りや子育て、転校の手続き、買い物、病院探しまで、よく一人で乗り越えてきたものだと、自分を褒めてあげたくなります。
今のようにインターネットで簡単に情報を集められる時代ではなかったため、転勤のたびに手探りで新生活をスタートさせていました。
2年ごとに繰り返される転勤先での新しい生活は、楽しみでもあり多大なストレスも降りかかってきます。

「転勤決まった」の一言に
また一から生活を立て直すのか…
と、何度も途方に暮れました
不安をなくすことはできません。
でも「不安があっても大丈夫だった」という実例として、わが家の話を聞いてください。
夫が幹部になると変わる家族の転勤生活

まず、生活がどう変わるのかを整理します。
転勤が2年ごと・全国規模になる
夫が幹部になると決めてから、2年ごとの転勤が始まりました。
異動の範囲は全国です。
家族にとっては、転勤のたびに生活を組み立て直す一大イベントになります。
夫の本音は別の記事にまとめていますが、本人にとって転勤は「飽きなくて楽しい」ものだそうです。
→ 「部内幹部になって後悔?」曹士から幹部になった夫の本音5つ
「帯同か単身赴任か」を毎回選ぶことになる
転勤のたびに、家族はついていくか、離れて暮らすかの選択を迫られます。
わが家は子どもが小さいうちは帯同を選び、全国を一緒に移動しました。
子どもの成長に合わせて住まいを構え、単身赴任を選んだ時期も。
帯同か単身赴任かに正解はなく、家族の状況によってベストな答えは変わります。

中学校に上がるタイミングが一番悩みどころ
住まいの決断については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ 自衛官の持ち家購入|後悔しない住宅ローンと物件の選び方
夫の帰りは遅くなる|役割分担と割り切った
幹部になると責任が増え、残業も増えます。
そのため、休みの日も急遽出勤になることも。
子どもと遊園地や動物園に出かけるとき、夫は不在なのが当たり前でした。
一人で遊園地に子どもたちを連れていったのはいい思い出
お父さんとお母さんの一人二役をこなしてました

役割分担と割り切りました。
私は子育て、夫は仕事に集中です
子育てに関しては、ほぼ一人でこなすことになります。
中途半端に期待して落ち込むより、割り切った方がお互いに楽になります。
子育てがひと段落した今は、夫婦二人でお出かけを楽しめるようになりました。
妻自身の仕事はどうする?
子育てに集中する期間は、仕事から離れる選択もあります。
転勤続きの環境では、子どもが小さいうちはそばにいてあげた方が、子どもの不安が少なくて済むかもしれません。
子どもが小学校に上がったタイミングなど、生活が落ち着けば自分も働けます。

子育てが落ち着いた時がチャンス!
私自身も、家庭と官舎の中だけで完結する生活に、少し息苦しさを感じていました。
官舎以外の場所にも自分の居場所や交流がほしくて近所でパートを始めたのがきっかけ。
外に出て働くことで、官舎とは違うコミュニティができ、気分転換にもなりました。
今は在宅ワークという選択肢も増え、働き方が多様化しています。
転勤があっても続けやすい仕事を選べる時代になったのは、幹部家庭の妻にとって心強いことです。
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転勤やワンオペでも続けやすい仕事は、こちらの記事にまとめています。
→ 自衛官の妻が続けやすい仕事7選|転勤・ワンオペでも働ける働き方
幹部の妻が経験した一人での子育て

私にとって一番きつかったのは、初めての土地で一人、子どもたちを育てることでした。
出航していく護衛艦を見送りながら
いまでも忘れられない光景があります。
幹部候補生学校の卒業式のあと、夫は遠洋航海に出航。
離れて寂しい、という気持ちよりも先に浮かんだのは、別のことでした。

これから一人で、どうやって子どもたちを育てていこう…
実家からも遠く、頼れる人もいない土地。
出航していく護衛艦を見送りながら、不安ばかりが大きくなっていきました。
乗り越えられたのは官舎の仲間がいたから
その不安を乗り越えられた一番の理由は、官舎に住んでいたことです。
官舎には、同じ境遇の仲間がいました。
夫が不在の家庭同士、助け合ったり愚痴を言い合ったりできる環境は、何よりの支えになります。
だから私は、子育て中の幹部家庭の方には官舎をおすすめします!

官舎にはデメリットもあるけど、メリットも多い
官舎生活のメリットと子育て事情は、こちらの記事でまとめています。
→ 自衛隊官舎のメリット5選|家賃は民間の5分の1
→ 官舎での子育てが不安な方へ|転校・友達・トラブルを乗り越えるコツ
子どもの転校5回|幹部家庭の乗り越え方

わが家の子どもたちは、中学に上がるまでに幼稚園・小学校を5か所移りました。
子どもは親が思うより順応する
正直、転校のたびに親として胸が痛みました。
けれど子どもたちは、割と受け入れてくれました。
むしろ「2年ごとに全国を移動できること」を楽しみにしている時期もあったほどです。

子どもは、親が思うよりずっと順応する力を持っています
親ができるフォロー|同じ時間を楽しむ
もちろん、子ども任せにしていたわけではありません。
新しい土地に来たら遊園地や動物園に連れて行き、同じ時間を一緒に楽しむようにしました。
「転勤=つらいもの」ではなく「転勤=新しい場所を楽しめるもの」
親のフォローひとつで、子どもの受け止め方は変わります!
幹部の妻として感じたよかったこと

「幹部になってよかったことは?」と聞かれると、実は答えに困ります。
支える立場だった私は無我夢中で、「よかった」と考える余裕がなかったからです。
それでも、いま振り返って思うことがあります。
夫が最善の選択をできる状況を作れた
私が子育てを引き受けたことで、夫は仕事に集中し、幹部への道という最善の選択を取ることができました。
夫のキャリアは、家族の役割分担があってこそだったと思います。
これは「妻が犠牲になった」という話ではありません。
家族というチームで、それぞれの持ち場を守った結果です。

家族はチーム戦!
それぞれの場所でポジションを守る!
桁違いの信頼感が残った
大変な時期を一緒に乗り越えた夫婦には、強い絆が残ります。
言葉にしなくても信頼し合える関係は、あの日々があったからこそ。
思い出貯金もたくさんあるので、大変だった思い出も今や笑い話になってます。
これから幹部の家族になる方へ

最後に、あの頃の私と同じように不安でいっぱいの方へ、伝えたいこと。
その時々で乗り越えなければいけない出来事が次々起きますが、なんとかなります!
子どもは転居先に順応して大きくなりますし、転校で得られるものも大きいです。
自分が仕事を諦めることになっても、時期がくればまた働き始めることだって可能!
今は、自分に合わせた働き方をすることができる時代です。

「未来は明るい」
家族で笑顔で乗り切ろう!
そして何より、大変な時期を一緒に乗り越えた夫とは、強い絆で結ばれます。
普通の家庭とは桁違いの信頼感が、あなたの家族にも残るはずです。
夫の幹部昇任は家族で乗り越えられる

夫が幹部になると、転勤・転校・一人での子育てと、家族の生活は大きく変わります。
でも、それは乗り越えられる変化です。
- 転勤は2年ごと・全国規模
- 一番きつかったのは一人での子育て
- 子どもは5回の転校にも順応
- 役割分担と割り切れば、夫婦それぞれが持ち場で力を発揮
- 大変な時期を乗り越えた夫婦には、桁違いの信頼感が残る
夫側(幹部になる側)の本音はこちらの記事から
→ 「部内幹部になって後悔?」曹士から幹部になった夫の本音5つ
海自家族の生活全体を知りたい方はこちら
→ 海上自衛官家族の生活ガイド|転勤・給与・官舎・保険を完全網羅




